マットレスの中にはコイルの入っているものと入っていないものがあります。コイルというのは金属の小さなバネのようなもので、ベッドのスプリングには欠かせないものになります。
そのコイルが入ったマットレスなのかどうかでタイプがわかれており、コイルタイプとノンコイルタイプとそれぞれ呼ばれています。
2つは価格も違う上、向いているユーザーにも違いがあります。
何も知らずに購入してしまうと、損してしまうかもしれません。
人間は一生の3分の1を寝て過ごすので、睡眠環境はとても大事です。
かなりの時間を、ベッドで過ごすわけですから、慎重に選別しましょう!
それぞれをしっかり知ることで、自分に合ったマットレスを選びたいものです。
この両者はお互いにメリットとデメリットがあります。
それぞれご紹介しします。
コイルタイプのメリット
- ・かなり長もちします。
- ・通気性が良い
- ・硬めが好きな人向け
- ・体重の重い方でも安定して支えてくれる
コイルタイプのデメリット
- ・中がコイルなので汗や湿気で錆びてしまうことがある。
- ・割と硬めのスプリングが多い
- ・価格帯がそれなりに高め
ノンコイルタイプのメリット
- ・柔らかく包み込まれるようなイメージ
- ・中に金属が使われていないため、錆とは無縁
- ・硬さの種類がたくさんある
- ・価格帯がコイルタイプと比べると安い
ノンコイルタイプのデメリット
- ・柔らかすぎて腰が痛くなる場合がある
- ・体重の重い方は支えきれず、無理のある体勢になることも
- ・通気性が悪いので季節によって寝心地が変わってしまう
タイプ別のイメージとしては上記のような感じです。両者とも、同じマットレスとはいえ特徴が全く違うことがわかるかと思います。
コイルタイプは、中の金属の錆が一番のネックです。
汗や湿気で錆びてしまうことがあります。
ノンコイルタイプは、金属がないので錆びの心配はありませんが、中に隙間がないので通気性が悪くカビ等が心配です。
お互いそれぞれデメリットを抱えています。
しかし、そんなデメリットを解消するべく、企業は日々試行錯誤しています。
デメリットを解消
コイルタイプは防錆加工というものを施したことで錆びにくく使用可能年数を更に伸ばすことに成功しています。
20年以上同じマットレスを使っているという方も多くいらっしゃるようです。
高い買い物ですから、使用年数が伸びるのはかなり嬉しいですね。
錆びによる劣化が最大のネックでしたので、こちらの改善は大きいのではないでしょうか。
ノンコイルタイプは通気性を確保するために床から浮かせることを推奨しています。
すのこタイプのベッドフレームと組み合わせることで、熱も湿気もこもりにくくなります。
更にマットレス自体に細かい空気穴を設けて、湿気を外に逃がします。
弾力性も、いくつか種類があります。
ノンコイルタイプの良いところである安い価格帯もどんどん増えています。
その結果、ユーザーの体型や要望に合わせた、個々の理想に近いものを購入することが出来るようになりました。
まとめ
コイルとノンコイルというだけでも大きく違いがあります。
同じ人間とはいえ、体型や体重、腰痛持ちかどうかなど、様々な違いがあります。
それだけたくさんの違いがあるのですから、人によって合うマットレスが違うのは当然のことと言えます。
ですからどちらがより優れているかというよりも、自分に合っているのはどちらのタイプかを重視していただければと思います。
自分は、コイルタイプとノンコイルタイプのどちらが向いているのか…硬さはどのくらいが好みなのかをしっかり確認してから購入を検討していただければと思います。
質の良い睡眠を取るためにもコイルかノンコイルかを妥協することのないようにしましょう。